毎週金曜日の21時より2時間 フジテレビで放送される、桐谷美玲さん主演の金曜プレミアム『アンダーウェア』。
『アンダーウェア』は、華やかなランジェリーメーカー『Emotion』を舞台に、桐谷美玲さん、大地真央さんなど女性たちの本音がぎっしりと詰まった“共感度100%”の、お仕事ドラマとして出来上がっています。
アンダーウェアに込める美の思いや、オーダーメイドならではのこだわりなど女性はたっぷりと楽しめ、男性はこういう世界が有るんだと知識の幅を広げられる著者的に非常にお勧めなドラマになっていました。
今回は、ドラマ『アンダーウェア』の最終回(第4話)のあらすじ、視聴率、個人的な感想について紹介していきます!
* 『アンダーウェア』の第4話(最終回)は急遽、放送が延期されました。詳細はこちらの記事にまとめました。
『アンダーウェア』最終回はいつ?急遽、延期の理由は低視聴率?
『アンダーウェア』最終回(第4話)の個人的な感想や視聴率
出典:http://www.fujitv.co.jp/underwear/
『アンダーウェア』最終回(第4話)の個人的な感想
『アンダーウェア』の最終回は2時間半という長さもありますが、内容が本当にすばらしく、一つの映画を見ているような物語の展開でした。
南上マユミ(大地真央)の生き様、アパレル業界の厳しさ、職場の仲間同士の絆、女性が年を重ねていく中で誰もが経験する苦悩、繭子(桐谷美玲)の南上への思いと仕事の厳しさを知りながら成長していく姿、いろいろなことがとてもリアルにそして美しく描かれている素晴らしい作品だったと思います。
南上(大地真央)が、若い頃に別れてしまった息子と会うシーン。頑なに「他人です」と言い張っていた南上が、最後に社長が息子に頼まれて、名前を呼ぶシーンで涙が止まらなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。
大地真央の演技が本当にすばらしかったです。
繭子(桐谷美玲)と南上マユミ(大地真央)の対立
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繭子(桐谷美玲)がスポーツテイストのカジュアルな下着を自作して、「私はEmotionの下着をつけたいとは思わない!」と言い切りました。
そして、南上社長(大地真央)からは「これはランジェリーではない。」「Emotionはあなたにいるべきではない」と、はっきりと言われてしまいましたね。
物怖じせずにはっきりと自分の意見を言う繭子と、美へのこだわりが強くプライドが高い社長は真っ向から対立してしまいますが、社長のことが大好きな繭子は、「社長に認めてほしかったのに・・・」と悲しみます。
社長は強気な態度をとっているものの、繭子の言葉に落ち込んでしまいます。
蘭寿とむ演じる「コンシャス」編集長から学んだファッション業界の厳しさと職場の仲間の絆
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Emotionのスタッフ全員がショーの準備に追われている中、人気のファッション誌「コンシャス」の編集長・永井千香(蘭寿とむ)がEmotionに訪ねてきて、「コンシャス」で下着の特集を組みたいので、Emotionに全面協力してほしいと依頼します。
蘭寿とむさんは、今回がドラマ初出演ということですが、このカッコ良さ、落ち着き、存在感、演技力、さすが宝塚の元トップスターという感じでしたね!
永井からの依頼に応えるため、社長は繭子を担当として、「コンシャス」に送り込むことに。
「コンシャス」との打ち合わせの席で、繭子は編集長に「どうして、広告費を出せないのにEmotionを取り上げてくれるんですか?」と質問します。
その質問に対して編集長は、「広告費を出してくれる会社を優先するのは当然のこと。でもそれでは、誰が作っても同じ雑誌になる。毎日、激務で仕事をしているんだから、12か月あるうち1つくらいは自分がやりたいことをテーマにしたいと思った。そして、Emotionのショーを見て”これだ”と思ったからよ。」と答えました。
”12か月あるうち1つしか自分がやりたいことができない”ということに衝撃を受ける繭子。ファッション業界の厳しさを知ると同時に、自分のことも反省します。
そして、「コンシャス」の編集長は、営業担当から「広告主が激怒しているから、下着の企画はやめてほしい」と怒鳴りこまれてしまいます。それを助けたのが、編集長と同じチームの営業部出身の仲間。このシーンは、職場の仲間の絆っていいな!と感動してしまいました。
南上マユミ(大地真央)の苦悩と引退への決意
そんな中、中指の先に痛みを感じ、病院へ行く南上社長。
病院では、「手根管症骨折」と診断され、「更年期の女性によく起こることなんです。」と言われてショックを受けます。
そして、「コンシャス」に繭子がデザインしたスポーツテイストの下着が掲載されてしまうという大事件が!
「コンシャス」の編集長に頼まれてデザインは見せたものの掲載は断っていた繭子は激怒して編集長のもとへ行きますが、編集長に「私が気にいったから載せたの」と言われてしまいます。
そして、繭子がデザインした下着は大反響、問い合わせが止まらないという事態に。そして、Emotionのランジェリーについては、「芸術品みたいで、つけたいとは思わない」という読者からの意見が。
中指の痛みの原因が年のせいだと言われたこともあり、「自分が作っているものは時代遅れなのかも」と感じ、引退を決意する南上社長。
おそらく全ての女性が一度は経験しそうな、年を取ることについての不安な気持ちがこまやかに描写されていましたね。
繭子(桐谷美玲)の南上マユミ(大地真央)への思い
急に手のひらを返したかのように、繭子がデザインした下着を販売しようと言いだした社長に、繭子は疑問を持ち始めます。
そして、どうしても社長の本心が知りたいと、社長の行きつけの店のオーナーに頼んで、本心を聞きだしてもらい、自分は隠れて、じっと聞き入ります。
社長が引退を決意していることを知った繭子は大胆な行動に!突然、独立を宣言して、強気な言葉を吐き捨て、出て行ってしまいます。
Emotionの社員は全員、唖然としますが、それをきっかけに、創作意欲を取り戻した社長を見て、みんな繭子の本当の思いを知ります。
自分達の世代の女性が元気になるような下着をこれからもどんどん作りたいと元気を取り戻した南上社長、そして独立したばかりで、これから自分の作りたい下着を思いきり作っていくぞという繭子。
最後は、二人とも自分が仕上げた作品を見て、満足気でしたね。
これからの2人の活躍に期待!という最終回でした。
『アンダーウェア』最終回の視聴率は発表なし
『アンダーウェア』は視聴率が初回から6.5%と低く、2週目には3.7%まで下がり、第3週目は2週目をわずかに上回る4.3%と、低迷していました。
第4回(最終回)の視聴率が注目される中、フジテレビは最終回放送予定日の当日に急遽、水木しげる氏の追悼番組を放送するという理由で、『アンダーウェア』の最終回の放送の延期を発表しました。
『アンダーウェア』の最終回は2時間30分の拡大スペシャルのため、終了時間が遅くなり、今まで以上に最低視聴率を記録する可能性があったため、フジテレビが「水木しげる氏の追悼」を口実に差し替えたのでは?との見方もあり、多くの批判を受けました。
しかも最終回の振り替え先はローカルセールス枠となり、地方局によって放送時間がバラバラでした。
最終回を楽しみにしていたのに、見逃してしまったという視聴者も多かったのではないでしょうか。
最終回の視聴率については、ローカルセールス枠への振り替えとなったためか、発表されていませんでした。
『アンダーウェア』最終回のクオリティの高さ
低視聴率ということが話題になった『アンダーウェア』ですが、ドラマ自体のクオリティは非常に高いものだったと思います。
『アンダーウェア』は、もともと、オンラインストリーミングNetflixで配信していたフジテレビ制作のドラマ。
Netflixで配信していたドラマが地上波に逆輸入(?)されたのは初めてのことです。
Netflixでは1話1時間で13回に分けて配信していましたが、テレビドラマ化されることになり、新たに収録したシーンや配信で使用されなかったディレクターズカットも追加されたそうです。
また、『アンダーウェア』は、世界50か国、地域以上でオンライン配信される予定もあるそうです。
「美術、照明、カメラワーク…全てにこだわり丁寧に創っている最高のチームに参加することができて、とても光栄です。」
と大地真央さんがコメントしていましたが、たしかに、『アンダーウェア』は、全てのシーンがとても絵になる映画のようなドラマでしたね。
Emotionのインテリア、洗練された下着のデザインも素晴らしかったですが、部屋の中に入る優しい日の光や、それぞれの登場人物の細やかな感情描写、ドラマのシーンに合う美しいメロディー、映画館のスクリーンで見たい!と思うほど、クオリティの高い作品だったと思います。
『アンダーウェア』の続編は?最終回の結末から勝手に推測(希望?)
最後までご覧いただきありがとうございます。
『アンダーウェア』の最終回の結末は、これからもどんどん自分達世代の女性のためにエレガントな下着を作りたいと元気を取り戻した南上社長と、独立したてで、やる気に満ちた繭子、というシーンで終わっていました。
「続きが見たい!」と誰もが思うような終わり方でしたね。
視聴率が悪かったとしても、本当にクオリティの高いすばらしいドラマだと思うので、ぜひ続編を放送してほしいなと思います。
個人的な希望としては、次回は3ヵ月、10回の地上波で見たいですね!